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先日、ベテルギウスの超新星爆発を予期するニュースを目にした。
このニュースで興味を惹かれるのは、
- そもそも、ベテルギウスは地球から642光年の距離にあり、今見ている光が西暦1378年、すなわち室町幕府の三代目将軍、足利義満の時代のものであること
- ベテルギウスは明るさの変わる変光星であり、昨年12月下旬の時点で、平均の明るさである約0.3等級(全天で6番目に明るい星)から、約1.3等級(21番目)にまで転落していること
- 超新星爆発が起こると、昼間でも月と同じほどの明るさになるであろうこと
そんな中、見上げるオリオン座のベテルギウス(向かって左肩のオレンジの星)は、心なしかいつもより暗く見えた気がした。
なお、写真でオリオンに袈裟斬りを食らわせているのは、長時間露光中にフレームインした旅客機の軌跡。
その下の光は高速道路の道路標識の照明、オレンジのラインはトラックの車幅灯だ。