先月末にmaeさんがやってのけた、フィルム一本分まるごとアップ。
恐ろしくて私にはできないなと思っていたが、次のフィルムが現像から戻るまで間がもたないので、精一杯の申し開きをしながら「ボツ」写真の数々をご覧に入れます。
冒頭の写真は、文字通りつくば市内のよくある交通安全促進の看板。
「とびだしきけん」のフォントにしても、垂れ落ちるサビの雰囲気にしても、はたまた擬人化した車にしてもホラーだなぁと思う。
ちなみに子供と一緒にこの看板を真剣に撮っていたら、中にお住いのおじさまにかなり訝しまれた。
どうもすみません…。
笠間市で細い路地を通っていたら、民家の窓越しに見えた象印と「おヒツの革命」のキャッチコピー。
現像されてから気づいたが、その上にはマジックで「サラシ」の文字が。
撮る方も撮る方だが、路地から丸見えの位置に置いておかない方がいいと思います。
58㎜単焦点レンズで撮っているので、いかに路地から近い位置に窓があるかは想像に難くないだろう。
ホームタウンで県営住宅巡りをしていた時の一枚。
何が撮りたかったんだろう…。
おそらく面白い形で囲われたバルコニーをうまく表現したかったんだろうな。
意図が不明な単なる盗撮めいた一枚になってしまった。
千葉県久喜市の小学校のプール。
ここの小学校はゲートがなく、近所のおじさまも犬を連れて校内を散歩されていた。
オフシーズンの学校のプールを見るとすぐ撮りたくなるのは、廃墟感があるからだと思う。
最近、子供の通う小学校のメーリングリストで不審者情報がよく出回る。
「下校途中に男の人がカメラを持って話しかけてきた」などの情報だ。
明日は我が身と内心ドキドキしている。
私の大好きな常陸太田市の鯨ヶ丘にある靴屋だ。
この店の魅力をうまく伝えられるアングルが見つからず苦し紛れに撮った一枚。
アキレス株式会社は1982年まで興国化学という名称だったらしい。
その設立は1947年。戦後の日本を復興しようという意思が強く表れている名前だ。
職場近くの廃工場にぶら下がっているフック。
フック?クレーン?レンチ?
正式にはなんと呼ぶのかわからない。
もっと引いた位置から水平のアングルで撮った方がよかったのかもしれない。
石岡市の有料駐車場と隣にあった廃ビル。
雨上がりで水たまり越しに撮るという安直な作戦。
そういえば大学時代にバイトで仲良くなったコに誘われて写真展に出展した。
お題はまさに「雨上がり」。
もちろんその時も水たまり越しに撮った写真を入れたのは言うまでもない。
これも久喜市の小学校から。
手前に学習机。奥にあるのはおそらく校長先生が運動会で挨拶する時の台。
その下にチラっとのぞいているのがボンドの箱。
そこにフォーカスしたけれどシュールすぎてボツに。
鯨ヶ丘で見かけた手入れの行き届いた一軒の民家。
駐車スペースの片隅にぽつねんと置かれたチャイルドシート。
几帳面な奥様のことだ。
雨ざらしになっているのではなく、きっと天気が良いから干しているのだろう。
千葉県勝浦市の海中公園にあった建物。
トイレだっただろうか。
波打つ壁をうまく捉えられず。
陽光が射していればもう少し雰囲気も出たに違いない、と太陽のせいにしておく。
説明なしに状況を理解できる人がいたら殊勲ものだ。
前回の記事で紹介した歩道橋を降りようとしたら、階段下の民家の塀の内側が見えた。
塀とトタンで隠された中身が何なのか興味がそそられて撮った一枚。
うーん…、それだけ説明しても謎。
前述の職場近くの廃工場の一角。
冷蔵庫とスキー板という組み合わせが奇妙で撮った。
これは個人的に「ボツ」ではないが、かと言って単体で記事にするほどの写真ではなくお蔵入り。
お粗末さまでした。