Tamron AF 17-50mm F2.8。
今回のフィンランド旅行でほとんど付けっぱなしだったレンズだ。
常用域の画角をF2.8通しで使えて、おまけにサイズがコンパクト。
非常に使い勝手がいいのは間違いない。
以前使っていた時期は感じなかったが、今回の旅では気になる点があった。
愛用していたVoigtlander Nokton 58mm F1.4との比較で気づいたことだ。
一つは歪曲収差。
上の写真でもわかるように、水平ラインが中央から離れるにつれて糸巻き型に歪む。
この写真はVoigtlander Nokton 58mmで撮ったもの。
下端の歩道の縁も、上部の廃マンションも歪みがなく、まっすぐで気持ちがいい。
歪曲収差については下の記事に詳しい。
もう一つはボケ味。
これはうまく言語化できない。
Tamron AF 17-50mm F2.8。
Voigtlander Nokton 58mm F1.4。
カメラは35mmフィルム一眼のNikon F3。
単焦点がズームに劣っていたら存在する意味がないわけで、当然の話をしている。
今回の旅で単焦点レンズの意義を改めて実感できたのは収穫だ。
ズームと単焦点。
両者の良さを理解して使い分ければよいということだろう。