父を亡くし、生家とその土地を相続した。
しかし、それは遠く離れた三重県にあり、滅多に訪れることができない。
どうやって管理するか悩んでいた矢先に、一本の電話が来た。
生家と同じ地区の自治会長さんからだった。
姉が小学生だった頃の同級生のお父さんでもあった。
高齢化した自治体の憩いの場所として、生家を使わせてほしいという依頼だった。
固定資産税がチャラになる程度の賃料もお支払い頂けるとのこと。
渡りに船と思った私は早速使って頂くこととした。
おかげで、誰も住まないその古い家は今も活きている。
庭には夏野菜も植えられているそうだ。
写真は生家ではなく、水戸の野花咲き乱れる私有地。