同情、共感、感情移入

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同情と感情移入と共感。

三者の違いを整理する機会を得た。

 

一般社会で言う共感と心理学的な共感にギャップがあるせいで、混乱してしまうということも分かった。

 

同情は、いわゆる「わかるー」というやつだ。

 

感情移入は対象が人とは限らず、モノであってもよい。例えば「空が今にも泣き出しそう」という時。これは自分自身の泣き出しそうな感情を空に投影していると解釈することができる。絵画や写真、映画を観ていてグッとくる瞬間だ。カメラで撮るときの気分やテンションが写真に影響するのは、そういう意味では当然とも言える。

 

共感はちょっとややこしい。心理学上は、自分と他者とは別個であり、性格も生い立ちも置かれている状況も異なるのだから、相手のことを100%分かるということはあり得ないという前提があるそうだ。その上で、相手の感情のみならず、生い立ちや性格、今の状況なども含めて理解しようとすることを共感と呼ぶ。らしい。

 

大半はWeb上で得た情報なので誤解があるかもしれないが、言葉は思考を整理する上でやっぱり大切なんだなと思った。今秋は本を読もう。