現在のホームタウンに住むこと18年。
付近を何百回も行き来していたのに存在に気づかなかった公園にたまたま出くわした。
異様な門構えだ。
近づいてみると、ゲート横にはコンクリートの塀に囲まれたボックスが並んでいる。
奥に見えるのはすべり台。
登り口が塀の外にある…。
斬新な設計だ。
すべった後は、穴をすり抜けて登り口に戻れば最短経路。
謎のモニュメントの連なりは、すべり台を滑ろうとすると一直線になる仕掛け。
暗部が見えづらかったので無理やり持ち上げている。
何かのメッセージでも発しているのだろうか。
分かりづらいが、ピンクのハンカチが引っかかっている。
すべり台の脇にはご丁寧にコンクリート塀のアールに沿って備え付けられたベンチ。
それから蛇口。
その延長上に異様な門。
地面はあまり手入れされておらず、雑草が伸びている。
無造作に野花が咲いている様子が、この公園の異質さを和らげている。
奥にブランコを発見。
ブランコの周辺だけを見ると心の落ち着く公園という感じだ。
黄色い野花と支柱の錆び色。
それなのに映り込む門やモニュメントが心をざわつかせる。
公園と民家の境もコンクリート塀。
民家から塀を乗り越えてクレマチスの花が咲いていた。
こんなヘンテコな公園が市内にあったとは。
と思って子供たちに写真を見せたら「行ったことある!」とのこと。
保育園時代にいろんな公園に連れて行ってもらっていただけのことはある。