先週土曜日は朝早くに起きて、みちのくの玄関口、福島県白河市に遊びに行った。
その帰りに立ち寄ったのが宇都宮だ。
白河で撮ったフィルムはネットショップで現像中なので、キタムラで現像し終えた宇都宮での写真を一足先に。
宇都宮のアーケード街、オリオン通り。
学生の頃から何度か遊びに来たことがあるので懐かしい。
到着した頃は太陽もだいぶ傾いてきていた。
アーケードでのびる通行人の影を上手いこと撮りたかったけれど難しい。
宇都宮に立ち寄った目的は子供たちがハマっているデュエマのカードを買いに。
5階建てのビルに異なる店舗がいくつも入っていたが、どこも同じようなカードを売買していて不思議な空間だった。
オリオン通りを横にそれると趣きのある店舗がちらほら見つかる。
日差しが強かったこの日は、コントラストの強い写真を生んだ。
どんな街を訪ねても、この季節はびっしりと蔦の葉に覆われた建物が目につく。
これは現役の歯科医院の裏手にあたる。
オリオン通りを再び歩いていると、ソースの焦げたような薫りが漂う。
匂いに釣られて横道に再びそれたところにその店はあった。
狭い店内の飲食スペースの横で、タオルを鉢巻きにしたオヤジさんが黙々と焼きそばを作っていた。
お値段は驚きの250円。大盛りでも300円。
具材はキャベツのみという潔さで、肉はもちろん入っていない。
その場で食べてしまいたかったが、妻の待つ自宅に持ち帰ることにした。
宇都宮といえば餃子だが、餃子を食べない宇都宮観光もたまにはいいだろう。
太目の歯ごたえのある麺にほんのり酸味の効いたソース。
また食べたくなるだろうなと思いながら、あっという間に皆で平らげた。