北区十条から赤羽にわたって迷路のように張り巡らされた路地。
昨日、子供らと徘徊したその道中の様子を紹介したい。
赤羽駅から十条駅まで電車に乗り、徒歩で赤羽に戻るという作戦だった。
まずはアパートの非常階段を向かいのアパートの階段の上から。
螺旋階段を見かけるととりあえず撮りたくなる。
自転車さえも受けつけない細くて段差のある路地がいたる所にある。
細そうな方、段差がありそうな方をひたすら進んでいった。
何のキャラクターかよくわからないが、路地を通る人へのいたずら心だろう。
こちらとしては撮って応えるのみ。
何軒か見かけた質屋の屋敷や蔵はどれも立派だった。
物々しい柵は貴重品を守るために必要だ。
途中で清水坂公園に立ち寄る。
目を悪くしても晴天下での読書を諦めない素敵なおじさま。
園内は家族連れで賑わっていた。
ローラーすべり台は子供らにとって正義。
もっと遊びたがった子供らを急き立てて散策を再開。
細い路地からさらに階段を何段も昇った先に民家がある。
この日の子供らは泣き言を言わずによく歩いた。
というより、体力的には私をすでに上回っているようだ。
以下、Ultramax 400で。
上十条と呼ばれる地区は高低差に富む。
マンション住まいでも習わしを忘れない心意気に感心する。
この時期、千葉の高速道路も粋なことに吹き流しに鯉のぼりを付けていた。
袋小路に突き当たって引き返すことも何度かあった。
でもこんな味のあるシーンに出会えるならラッキーだ。
Google map上で『喫茶店ストレート』と記された場所にたどり着いた。
しかし、そこには民家しかなく、近くの保育園を撮って路地を引き返した。
フラフープに見えたが、よく見るとホースの束か。
奥から射し込む光がガレージ内を照らす。
ナンバーを切って撮ったが、本心は下まで入れたかったホンダZ。
このところ、70年代のデザインに惹かれる自分がいる。
どの民家も緑を少しでも取り入れようと鉢植えを置いたり、庭木を植えたり。
家も庭も時間を経て土地に馴染んでいる感じがたまらない。
アパートの裏に飛び石が連なっている。
と思ったら部屋ごとの水栓の蓋だった。
もう少しサマになるアングルがあったはず。
自作だろうか。
期待を裏切らない路地裏。
美しいとさえ思ってしまう不思議。
遠くにスカイツリーが霞む。
赤羽周辺も含めてこの日に歩いた距離はおよそ9キロ。
全行程にわたって付き合ってくれた子供らに感謝。
妻はというと、赤羽駅近くのカフェでのんびりしていた。