カメラから遠ざかっている。
このブログを始めたときには、カメラを携帯することを心がけていたのに。
リュックの中にカメラがない生活になって数ヶ月が経った。
そんな中、後輩にNo.11の写真を見せたら、写真を撮る楽しさに気づいてくれた。
「日常に目を向けて、切り取れる景色がないか気に掛けてみようと思った」
後輩の言葉だ。
忘れかけていた私の初心を思い出させてくれた。
それでも、なかなかカメラをリュックに放り込めずにいた。
そんな折、仕事で撮影を頼まれる機会があって、職場にカメラを持参した。
撮影が終わり、職場の中庭を通って建物に入ろうと階段を昇ったそのとき。
階段脇に青々と茂る草木の陰翳に惹かれた。
そして切り取れたのが冒頭の写真だ。
カメラが手元にあって初めて、景色を切り取れることを再認識した。