絶滅危惧住宅

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自宅近くの県営住宅もついに解体が始まった。

市内に現存する公団住宅群が徐々に、しかし着実に一つずつ消滅していく。

 

この日は吾妻地区に屹立する高層公団住宅に登ってみた。

冒頭の写真は低層の建物。

ツタが地上からよじ登って競争しているが、昨年度の勝負は引き分けに終わったようだ。

 

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外階段を地道に登る。

目の前の中層マンションがなんだかカッコよく撮れた。

 

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棟番号を単にペンキで書くだけでなく、立体の造形にするところがニクい。

その向こうに見えるのは中心街。

 

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冒頭の低層マンションも棟番号も眼下に遠ざかっていく。

最上階に到達する頃には階数が数え切れなくなっていた。

 

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左奥に見える三連のマンションと同じタイプだろうか。

右にあるのはつくば万博の跡地にあるH2ロケット。

この見晴らしも近いうちに失われるのだ。

 

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階段を下りながら視線を下に向けると駐車場が。

草木が少しずつ駐車場を飲み込もうとしていた。