白河小峰城に登った後、市内を散策した。
駐車場に停まっていた旧いチンクエチェントが、この日の空色を象徴する。
娘が気に入っていた、全てが赤点滅の信号機。
装填時の感光がこんな後ろの写真にも赤いシミを落とす。
下調べもなく、街の看板を頼りにひたすら彷徨う。
一級河川の谷津田(やんた)川が市内を流れており、せせらぎ通りとして川べりを歩けるようになっている。
写真は土手を見上げて。
細い小路は民家の入り口。
スナック街を示唆する看板。
その先に進んでみたが、店舗はそれほど見つからず。
ISO 50のフィルムで撮ると、ついつい開放寄りになる。
普段使いのFujifilm C200との差は色味だけでなく、こういうところにも出る。
なんとなく目が合ったドラム缶。
朽ちゆく民家。
必死に煙突を支えるブロックたち。
こうして写真をふり返ると、いったい白河の何を観光してきたんだと自問したくなる。
市内の小学校で行われていた運動会を見物したり、駄菓子屋さんで子供たちにお菓子を買ったり。
名所らしいところは小峰城ぐらいしか訪れなかった白河の旅。
あ、ちゃんと醤油スープの白河ラーメンは頂きました。