先日、娘と一緒にマラソン大会に出た。
2km。大したことはなさそうに聞こえる距離だ。
親子で手をつないでゴールする決まりなので、ペースを合わせる必要がある。
スタート早々、娘が「遅い!」と私を急かす。
「最後にバテるから少しずつ上げてこ」と熟知したような口ぶりで制する私。
1kmのあたりから、自分でも少しずつペースを上げる。
それでも娘は常に私の先を行く。
ゴールが見えてラストスパート。
私の呼吸と心拍は近年類を見ない速さで酸素を体に供給する。
それでも酸素が足りない。
娘の若気を思い知らされた一日だった。